情報モラル教育の
取り組み
コミュニケーションの手段が多様化する中で、現代の子どもたちは、電話やメールよりもSNS、特に「LINE」を多く利用しているという実態があります。
このような状況下で、安心・安全なコミュニケーションを楽しんでいただけるよう、教員、保護者、教育機関・行政機関と連携しながら、青少年の健全なインターネット利用の啓発活動を行っています。
GIGAワークブック
これまで展開し ていた「SNSノート」をGIGAスクール構想など現在の教育現場にあわせてアップデートした教材「GIGAワークブック」を開発し、無償で提供しています。「情報モラル」と「情報活用」に焦点を当て、ネットの特性や適切なコミュニケーション方法、情報のリスクなどを学ぶ情報モラル教育の内容をより充実させ、加えて、上手に情報やICTを活用し、情報社会に参画して社会に働きかけるための情報活用についても学べる内容を盛り込んでいます。地域で定める情報モラル育成目標や調査データ等、地域独自の要素を反映させた上で、自治体ごとに導入する教材としても作成可能です。
「GIGAスクール時代における新しい情報モラル教育のポイント」(教材開発者:静岡大学教育学部塩田准教授)
オンライン出前授業
全国の学校や自治体、関係機関において、オンライン出前授業を無償で行っています。LINEみらい財団オフィシャルインストラクターが、子どもたちにはインターネットにおけるコミュニケーションの特徴や利用時の注意点と、情報やICTを活用し情報社会に参画して働きかけるための情報活用を、保護者の皆さまには子どもたちをトラブルから守るためのポイントを、そして教員の皆さまには子どもたちの利用実態や情報モラル教育の実践について伝えています。
※プログラミング教育のオンライン出前授業は、現在ご予約を承っておりますが、2023年3月末分までをもって終了することになりました。 ありがとうございました。
教材
インターネットとの上手な付き合い方やコミュニケーション方法について“自ら考える”ことを目的に、教育工学や授業デザインを専門とする国立大学法人静岡大学教育学部准教授 塩田真吾氏と共同で、独自の情報モラル教育教材の開発を行っています。
全国で実施しているオンライン出前授業で活用しているほか、ウェブサイトで公開しています。
情報モラル教育教材「楽しいコミュニケーション」を考えよう!
・基本編
・悪口編
・使いすぎ編
・写真編
・リスクの見積もり編
・マンガ編
・家庭での対話編(保護者向け)
・ネットトラブル回避編
調査・研究
各地の教育委員会や警察機関と協力し、青少年のネット利用についての実態調査・研究を行っています。
LINEみらい財団の情報モラル教育活動は全て、これらのエビデンスをもとに推進しています。