活動実績

情報モラル教育教材「SNSノート(情報モラル編)」を 全国の学校での授業活用を目的に開発、無償提供

2018.09.26

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※本取り組みは、LINE株式会社より一般財団法人LINEみらい財団に移管した記事内容を掲載しております。

LINE株式会社は、2020年度以降の新学習指導要領の全面実施に向け、全国の地域や学校で、児童・生徒が発達段階に応じて体系的に情報モラルを学習できるように、新教材「SNSノート(情報モラル編)」を開発し、無償で提供いたします。

 

本教材は、東京都教育委員会とLINEで共同開発した「SNS東京ノート」のエッセンスを取り入れました。東京都内の16校の教員と児童・生徒に実施した「SNS東京ノート」の効果測定では、教員の85%が「情報モラル教育として適切である」、74%が「授業で使いやすい教材である」と評価。小学生~中学生の80%以上が「わかりやすい」との評価をいただきました。また、SNS東京ノートを使用した授業を受講した児童・生徒の増加に伴って、ネットトラブルの経験率が低下していることもわかりました。

 

「SNS東京ノート」と同様に、小学1年生~高校3年生が対象で、以前よりLINEが開発し、講演活動等で活用してきた「カード教材」を取り入れて児童・生徒らが話し合いを通じて学べる教材であることを重視した内容となっています。そのため、インターネットの特性を理解するだけでなく、人による認識の違いに気づき、より適切なSNS、ネットとの関わり方について当事者意識を持って考えを深めることができます。また、保護者会等でも活用できるよう保護者向けのページを設け、教員の授業準備を容易にすべく授業レポートや児童・生徒のネット利用実態データ、指導案等も充実させています。

 

さらに、東京都教育委員会との連携同様、各地域の教育委員会と連携し、各地域の実情に応じた主体的・継続的な情報モラル教育の推進をサポートいたします。導入サポートとして教育委員会からのご依頼による教員向け研修会を無償で実施する点も特徴の一つです。研修により、教員が情報モラルに対する理解を深め、授業の準備にかかる負担等を軽減することで、一時的なものではなく、継続的な情報教育を容易にし、児童・生徒の健全なインターネット利用の促進や、情報活用能力の育成を支援していきたいと考えています。

 

※改訂版のご案内(2021年10月追記)

さらなる情報モラル教育の充実化を目指し、この度「SNSノート(情報モラル編)」を改訂いたしましたので、ご案内いたします。

 

<主な改訂内容>

文部科学省が打ち出したGIGAスクール構想をきっかけに、全国の児童・生徒一人に一台の端末や高速大容量の通信ネットワークなどが整備される中、学校内での情報モラル教育についても変化が想定される状況を受け、以下の点を中心に改訂いたしました。

    学校内でPCやタブレット端末を学習に活用することを想定し、情報活用と情報モラルを合わせて学べるコンテンツを追加

    教員向け「活用の手引」に、一人一台端末環境が整備された学校における情報モラル教育実践状況の調査結果を追加

  

■教材データ

<児童・生徒向け>

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<活用の手引き>

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