金融リテラシー
教育の取り組み
これまで学校教育においては、貨幣経済における「使う」「貯める」「借りる」を基本とした日常生活やライフプランを前提として、必要な知識や捉え方を学ぶ「金融教育」が実施されてきましたが、この領域は、金融それのみならず「情報」に関する知識の習得が不可欠です。昨今のデジタル化の急速な発展においては、金融における「見えないお金」であるキャッシュレスを前提に、従来の教育内容に加え、新たなお金との付き合い方を学ぶことが必要だという考えのもと、「金融・情報リテラシー教育」に取り組んでいます。
教材
教材開発の検討時に小中学生に向けて実施した、「小中学生の金融・決済方法に関する意識調査」においては、以下のことが分かりました。
・約3割の 子どもたちが、電子決済を利用
・約8割の子どもたちが、PC・スマートフォンによる決済の利用意思を持っている
・子どもたちは、電子決済を近い将来普及するものと捉えている
・特に、身近なデバイスであるスマートフォンでの決済が進展することをイメージしている
※調査結果の詳細 https://line-mirai.org/ja/events/detail/3
今後、デジタル社会を生きる子どもたちは、金融について知識として理解するのみならず、上手に使いこなしていくためのリテラシーや情報を活用するスキルも必要です。LINEみらい財団では、これまでの取り組みで得た知見や経験およびこのような背景を踏まえ、子どもたちが、見えないお金とうまく付き合い、よりよい社会生活を営むための基礎知識を学ぶための教材を提供しています。
・基本編:「信用」ってなんだろう?
・応用編:「見えないお金」との付き合い方を考えよう
・応用編:複利的思考を身につけよう