2022.09.21
※2023年7月24日更新
一般財団法人LINEみらい財団(以下、LINEみらい財団)は、GIGAスクール構想※1の中でより重要となっている「情報モラル」と「情報活用」の育成や向上を図るため開発した、新たな活用型情報モラル教材「GIGAワークブック(スタンダード)」の汎用版を、全国の小中学校で活用いただけるよう無償での提供を開始しましたのでお知らせいたします。
LINEみらい財団では、「GIGAスクール構想」により児童・生徒1人1台端末での学びが本格化するなど、変化する教育現場にあわせアップデートした情報モラル教材「GIGAワークブック」を、2022年7月に国立大学法人静岡大学教育学部 准教授 塩田真吾氏※2と共同で開発しました※3。本教材は小・中・高校生向けとなっており、発達段階にあわせ、「ビギナー(小学1~3年生向け)」「スタンダード(小学4~6年生向け)」「アドバンスド(中・高校生向け)」に分かれています。
現在、山梨県や神奈川県鎌倉市など、希望する自治体と連携し、自治体で定める情報モラル育成目標や調査データ等、独自の要素を反映させた上で、各自治体オリジナルの教材(自治体オリジナル版)として導入を進めています。
今回、導入自治体だけでなく、全国の学校でも広く活用いただけるよう、本教材の汎用版を無償で提供開始します。2022年7月に「スタンダード」、2022年10月に「ビギナー」、2023年2月に「アドバンスド」の提供を開始しました。
【GIGAワークブック】
本教材では、「情報モラル」と「情報活用」に焦点を当て、ネットの特性や適切なコミュニケーション方法、情報のリスクなどを学ぶ情報モラル教育の内容を充実させています。加えて、上手に情報やICTを活用し、情報社会に参画して社会に働きかけるための情報活用についても学べる内容を盛り込んでいます。
本教材は、児童・生徒用の教材と、教師が自ら授業を実施できるよう用意した活用の手引がセットになっています。児童・生徒用の教材については、それぞれに貸与されているタブレット端末やPCにデジタル版として配布可能となっています。
ビギナー(主に小学1~3年生向け)
児童が端末を使い始める時期であることを想定して、まずは基礎的な使い方やルール、リスク回避に重点を置いた内容になっています。
スタンダード(主に小学4~6年生向け)
基礎的な使い方やルール、リスク回避といった情報モラル観点の内容だけでなく、ICTや情報の活用方法も盛り込んでいます。
アドバンスド(主に中学生・高校生向け)
ICTや情報のより良い活用方法に重きを置き、情報社会へ参画していく視点も加えています。
■「GIGAワークブック」教材ダウンロードお申込み
本教材をご希望の方は以下のフォームからお申し込みください。
https://linecsr.my.salesforce-sites.com/materials
■「GIGAワークブック」自治体オリジナル版の導入自治体一覧
情報モラル育成目標など各自治体独自の要素を反映させた、「GIGAワークブック」自治体オリジナル版を導入している自治体は以下となります。
<※導入順>
・神奈川県鎌倉市「GIGAワークブックかまくら」
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kyouiku-shidou/giga-workbook.html
・山梨県「GIGAワーブックやまなし」
https://www.pref.yamanashi.jp/kyouiku-kikaku/gigaworkbook.html
・兵庫県「ひょうごGIGAワークブック」
http://www.hyogo-c.ed.jp/~kikaku-bo/morallink/index.html
・徳島県阿南市「GIGAワークブックあなん」
https://www.city.anan.tokushima.jp/docs/2022102400029/
・静岡県静岡市「GIGAワークブックしずおか」
https://sites.google.com/shizuoka.ednet.jp/giga-shizuokacity/gigaワークブックしずおか
・福岡県「GIGAワークブックふくおか」
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/gigawbf2023.html
・滋賀県大津市「GIGAワークブックおおつ」
https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/070/2487/o/54784.html
・長野県「GIGAワークブック信州」
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kokoro/shido/gigaworkbookshinshu.html
・福島県郡山市「GIGAワークブックこおりやま」
https://koriyama.ed.jp/kence/6_kyozai/GIGAworkbook.html
・愛知県知多市「GIGAワークブックちた市」
https://www.city.chita.lg.jp/docs/2021081200019/
・東京都「GIGAワークブックとうきょう」
https://infoedu.metro.tokyo.lg.jp/snsnote.html
・宮崎県「GIGAワークブックみやざき」
https://mkkc.miyazaki-c.ed.jp/miniict-2/
・香川県高松市「GIGAワークブックたかまつ」
http://www.edu-tens.net/kyouikuken/jouhou/moraru.html
・愛知県西尾市「GIGAワークブックにしお」
https://www.city.nishio.aichi.jp/kosodate/kyoiku/1008194.html
・京都府亀岡市「GIGAワークブックかめおか」
https://www.city.kameoka.kyoto.jp/site/mirai/49804.html
・神奈川県小田原市「GIGAワークブックおだわら」
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/edu-ch/education/se/activity/giga-workbook.html
・岐阜県美濃市「GIGAワークブックみの」
https://www.city.mino.gifu.jp/docs/823678.html
・大分県「GIGAワークブックおおいた」
https://www.pref.oita.jp/site/kyoiku/gigaworkbook.html
・神奈川県藤沢市「GIGAワークブックふじさわ」
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kyouiku/2023gigaworkbook.html
自治体オリジナル版を作成されたい場合はお問い合わせよりご連絡ください。
LINEみらい財団は今後も、教育現場や社会の変化にあわせ、情報モラル等に関する教育活動に取り組み、子どもたちがデジタル社会で生きる力を養うことを支援してまいります。
※1 GIGAスクール構想について https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_0001111.htm
※2 静岡大学教育学部 准教授 塩田 真吾(しおた しんご)
早稲田大学大学院博士課程修了、博士(学術)。千葉大学特任研究員、静岡大学教育学部助教、講師を経て、2015年より現職。専門は、教育工学、情報教育。第4期静岡大学若手重点研究者に選定。2021年より文部科学省ICT活用教育アドバイザーを務める。
※3 「GIGAワークブック」開発の経緯についてはこちらのプレスリリースをご確認ください https://line-mirai.org/ja/events/detail/67