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地震や台風などの災害に備え、被災時に必要な情報や入手方法を学ぶための教材「情報防災訓練」第3弾“情報防災バッグ編”を開発

2023.09.28

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一般財団法人LINEみらい財団(以下LINEみらい財団)は、災害が起きた際に必要な情報や入手方法について学び備えるための教材「情報防災訓練(情報防災バッグ編)」を開発し、無償で公開しました。

 

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近年、災害時にはネット等を通じて行政や民間企業・団体などからさまざまな災害・防災情報が発信されており、被災した際には災害・防災情報の活用が重要となっています。一方で、被災時はフェーズごとに必要な情報が異なることや、特に突然発生する災害に対しては事前の準備が難しいといった問題があります。
そこで、LINEみらい財団は、国立大学法人静岡大学教育学部 准教授 塩田真吾氏※1と共同で、被災時に必要な情報や入手方法について学び、事前に準備するための教材「情報防災訓練(情報防災バッグ編)」を開発しました。
本教材は、「住んでいる地域に大型の台風が接近している」「友達と買い物中に地震が発生した」という2つの想定のもと、キーワード「こ・し・あん(行動する前に確認しておく情報・信頼できる最新の情報を確認するための方法・安否情報などを共有するための方法)」を使いながら、時間の経過ごとに必要な情報や入手先を考え、自分の「情報防災バッグ」を準備する内容となっています。

教材は「授業用スライド」「生徒用ワークシート」「指導者用ガイドブック」がセットになっており、以下より無償でダウンロードが可能です。「指導者用ガイドブック」には、教材を用いた授業進行例等が掲載されているため、学校の授業や地域の防災教室などで自由に活用いただけます。

■「情報防災訓練(情報防災バッグ編)」教材ダウンロード
https://forms-business.yahoo-net.jp/linecsr/s/materials/


■「情報防災教育」の取り組みについて
LINEみらい財団では、子どもたちが災害時においても冷静に情報を活用しながら命を守る行動が取れるよう、「災害時における情報とのつきあい方」に焦点をあてた「情報防災教育」に取り組んでいます。その中で、情報リテラシーと防災を掛け合わせた教材「情報防災訓練」を2021年より展開しています。第1弾“情報収集編※2”では「だいふく(だれが言ったのか・いつ言ったのか・複数の情報を確かめたか)」を使ったデマ等の見極め方について、第2弾“情報発信編※3”では、「あまい(安全を確認しよう・間違った情報にならないかな・位置情報を上手に使おう)」をもとに災害時の適切な情報発信方法について学ぶことができます。第3弾となる“情報防災バッグ編”を含めた3つの教材を活用いただくことで、「だいふく・あまい・こしあん」というキーワードを使いながら、適切な情報の扱い方を身に着けられるようになっています。


LINEみらい財団は今後も、情報リテラシーに関する教材の開発等を通して、子どもたちがデジタル社会で生きる力を養うことを支援してまいります。


※1 静岡大学教育学部 准教授 塩田 真吾(しおた しんご)
早稲田大学大学院博士課程修了、博士(学術)。千葉大学特任研究員、静岡大学教育学部助教、講師を経て、2015年より現職。専門は、教育工学、情報教育。第4期静岡大学若手重点研究者に選定。2021年より文部科学省ICT活用教育アドバイザーを務める。
※2「情報防災訓練(情報収集編)」https://line-mirai.org/ja/events/detail/24
※3「情報防災訓練(情報発信編)」https://line-mirai.org/ja/events/detail/63